” Gibbons Stamp Monthly ” は、郵趣総合誌の中で最も著名、かつ影響力がある雑誌。
僕も三十数年の購読者です。
この雑誌、現在は紙媒体と電子媒体が選択できるのですが、この電子媒体がすごいのです。
単純に新刊のみを読めるコースと、過去に遡って読める「アーカイブス・コース」があるのですが、断然「アーカイブス・コース」がお勧め。
お値段は、新刊のみだと年間32.45ポンドですが、アーカイブス・コースだと79.99ポンド。
その差47.54ポンドですが、たったの47.54ポンドを余計に払うだけで、130年間分、1600冊余りの ” Gibbons Stamp Monthly ” が読み放題にできるのです。
下の画像が、トップページなのですが、赤丸で囲った “Archive” を押すと中に入れて、かなり細かく指定もできる記事検索機能と、創刊号からの表紙が並んだ本棚から選べる機能があります。
創刊は、1890年ですから明治23年。
総合誌なので、その時々の郵趣を取り巻く環境や動向を知るのに、これ以上適した媒体は無いでしょう。
もちろん専門的な記事も多くあり、僕が専門的に集めているネパールという超マイナーなエリアでも重要な報告や論説が、かなりの本数であります。
英語圏では、こうした創刊号から電子媒体で読める郵趣誌が幾つもあって、後進の者としては大変ありがたいもの。
悔しいですが、日本語では購読者の確保という点で無理でしょう。
やっぱり、Gibbons って素晴らしい。