ネパールの初期切手の中でも2アンナの電信使用の時代のものは、どうしたことか異常なほどの色調バラエティがあります。
それより前の郵便使用の時代でも若干のバラエティはあるのですが、電信使用の時代と比べればおとなしいもの。
下の画像は、その電信使用時代の代表的な色調バラエティを示したリーフ。
1段目は茶系のグループで、2段目は赤紫系、そして3〜4段目は灰青〜青系のグループにまとめてあります。
1段目と2段目は、本来の色調である紫に近いので「まぁ、そうかな」と思える許容範囲ではありますが、3〜4段目となると1アンナの色調バラエティかと間違えてしまうくらいのもの。
ちなみに1アンナ切手は青色の刷色です。
実際のところ、僕も間違えて2アンナの青系統の切手を1アンナのリーフに貼り込んでしまったことがあります。
注意すれば、左右のネパール語で表示されている額面を見ればわかるのですがねぇ・・・。
印面が潰れたものが大部分なので、ついつい刷色だけで適当に分類してしまった横着な結果です。
ebayを見ていても、この手の切手でさえ偽物が多く出品されているので、慣れない方は入手には気をつけられた方がよいでしょう。