ネパール・初期消印

ネパールのアルバムから、1アンナのリカットフレームの消印ページ。
リカットフレームと言うのは、初期切手の中から1アンナを増刷する時に、印面一番外側のフレーム部分を再彫刻したもの。
オリジナルと比べると、リカットされた部分がかなり太くなっているので、容易に見分けることができます。

使われている消印は、この時期までは初期消印のグループなので、いわゆる満月印でなくてもポイントさえ掴めば、容易に使用局を特定できます。
日本で例えるならば、不統一印とボタ印を足して2で割ったようなものが、ネパールの初期消印。

ここでは1リーフに7局を示し、下方には郵便線路図と局を配置したお手製の地図画像に、切手上の7局の位置を示してあります。
局名と位置の関係は調べてもすぐに忘れてしまうので、自分用の「覚え」のようなリーフとして作ってあります。

この中で、特に希少性が高いのは2枚の縦ペアのうち左の “Baitadi”(バイタディ)。
地図では、1番左のネパール西部の地方都市。

アバウトな言い方ですが、ネパールのばあい南部インド国境近くは、それなりに発達し郵便量も多かったのですが、西部の丘陵地帯は少なく、北部は山岳地帯も含み極めて少ないという図式があります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *