西ドイツ・城と館10pf

以前に50pfを紹介した西ドイツの「城と館」シリーズから、今日は10pf。
このシリーズ、基本的に発行形態はコイルと切手帳で、一部例外的に郵趣家向けにシートで発売されています。

下のリーフは、コイルと10pf単独の切手帳使用例です。
コイル切手はストレートエッジが無く、四方ともに目打入りなので正確に言うと郵趣家向けに発売されたシート切手とは区別がつきません。
ですから、厳密に言えば11枚以上か裏面に管理番号が入った部分で集めることになりますが、使用済のばあいはどちらも現実的ではありません。
管理番号は、水剥しをしてしまうと普通は消えてしまいます。

切手帳は全てが連刷なのですが、切手の切り取り方しだいで、ペアや田型の形をした単独の使用例になります。
言うまでもありませんが、田型の使用例はかなり少なくなります。

下のリーフは30pfとの組合せ使用例。
10pfの切手帳には、30pfと50pfが連刷で含まれていますから、下の10pf+30pf以外に10pf+50pfの組合せも存在します。
後者の50pf切手との連刷使用例については、以前に紹介した50pfのリーフに含まれています。

画像で見ると、横ペアは似たような組合せが並んでいますが、切手帳はコイルと異なり、上辺と下辺がストレートエッジになっています。
このため、同じ組合せでもストレートエッジの位置によって異なる種類に分類されるわけです。
モノはそれなりにあるので、小まめに探していると、少しずつですが揃って行く課程が楽しめる切手です。

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