画像は、フィンランドが1931年12月2日に発行した、通常加刷切手。
それまで、国内・国外ともに40pだった印刷物の基本料金が、12月1日から50pに値上げされたので、それに伴って発行されたものです。
緑と言えばUPU色で印刷物なので、それに沿った色というわけ。
もちろん、きちんと緑色の正刷切手を発行する段取りではあったのですが、取りあえずの緊急避難策というわけで加刷切手の発行です。
当時40p緑色の切手は、印刷局にストックがあったので、先ず最初にそれに加刷を印刷したわけですが、それだけでは不足と見ると、既に配給先の郵便局に送ってあった在庫までをバックさせて、それにも加刷して発行しています。
この加刷にはタイプ1と2がありますが、画像の切手はタイプ1。
切手の上に赤の点線を加筆してありますが、画像の切手はピリオドと二重線が揃っていますよね。
これがタイプ1です。
タイプ2の方は、ピリオドが二重線とは揃っていなくて、左側にズレているので見れば誰でも分類ができます。
タイプ1が印刷局の在庫に加刷したもので、タイプ2が郵便局からバックさせた分への加刷ということ。
タイプ違いと、その理由が関連づけられてなかなか面白い切手です。