画像は、フランスが1907年から発行を開始したカメオ型30サンチームの刷色オレンジ。
30サンチームは、このオレンジから線描き型からカメオ型へと変わっています。
長期間(1907〜1920年)製造された割には貧弱なリーフですね。
ミレジームは07〜20までが切れ目無くあるのですが、使用済で作るコレクションだと入手は容易でなく、逆に未使用ならば、苦労することなく半数は集められると思います。
上段は左が薄い刷色で、右が濃くなります。
その中間色ももちろん有るのですが、目に見えてわかりやすいのはこの程度でしょう。
用紙はGC紙が1枚だけポツンと。
この切手はほとんどが白紙ですが、他にX紙とE紙という珍品があります。
この両者は、まぁ、縁が無いものと考えた方が気が楽ですね。
専門コレクションには必要ですが、そこまで求めていないコレクションなので・・・。
カバーは、ストラスブルグ 1921年8月11日発のプラハ宛。
ちょうどこの年に、外国宛葉書料金が30サンチームになったので、ちょうどよい使用例だと思います。