スイス・Trans Europ Express

画像は、スイスが1962年に発行した “Trans Europ Express” (多くのばあい “TEE” と呼ばれる)を描く切手。
“TEE” と言うのは、ヨーロッパ国際特急列車のことで1等車のみで運行されていましたが、残念ながら今は廃止。
“TEE” ではない、一般的な国際列車は今でも走っています。

描かれているのはスイス国鉄が開発した、RAe TEE Ⅱ 形電車と呼ばれる貴重な車両。
TEEの車両は客車と気動車が主体でしたが、この車両は珍しく電車となっており、各国の電化方式に対応するため1両に4個のパンタグラフを持つ、変わった形をしていたました。

さて、下は今は廃版になってしまったボストークのスイス図入りアルバムからの画像なのですが、説明書きが「TEE用ディーゼルカー」となっています。
これは大きな間違いで、電車であることは先に記しましたが、切手を見ても架線が描かれ2両目にはパンタグラフも描かれています。
この間違いは、郵趣出版の『スイス・オーストリア切手カタログ』でも同様です。

僕は、学生時代にこの車両に乗ったことがあります。
チューリッヒとミラノを結ぶ「ゴッタルド」という名前のTEEがあり、それがこの車両でした。
下の画像が、その時の時刻表でチューリッヒ8時39分発、ミラノ着は12時40分。

ついでにお見せすると、こんな時刻表です。

『トーマス・クック時刻表』1984年7月号。
皆さんの中にも、これをご使用になった方がいらっしゃると思います。
後年ですが、地球の歩き方から『トーマス・クック日本語版』が年に数回出るようになりましたが、この頃は輸入版しかなく、毎回、丸善まで買いに行っていたものです。

スイス・Trans Europ Express」への4件のフィードバック

  1. TEEに乗車されたということは、ユーレイルパスを利用されたのでしょうか。
    ヨーロッパの鉄道旅行ガイドをよく読んでいたので、懐かしいです。

    1. いつも、ありがとうございます。
      そうです。
      ユーレイルパスですね。
      あれは超お得なパスだったので、ヨーロッパ個人旅行の人は必須だったでしょう。
      現地では買えないので、総代理店だった交通公社で買っていました。

  2. 荒井誠一著最新世界鉄道切手総図鑑では
    4電流方式TEE特急電車(特急電車完成)となっています。

    1. いつも、ありがとうございます。
      これは、『郵趣』1962年6月号掲載の「世界新切手ニューズ」の間違いを、そのまま引きずっているのです。
      孫引きだったのでしょう。

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