ようやく、日本切手収集の基本カタログである通称『組合カタログ』の新版を入手。
切手商もオークションハウスも、多くは『組合カタログ』に準拠しているので、このカタログは必須です。

本年版から、サイズも誌面も大きく変わりました。
『組合カタログ』は、昭和26年の初版から1969年までは白黒印刷でB6版。
カラー化された1970年版からA5版に大きくなり、これが2024年版まで続きます。
そして、今回から更に大形化されB5版になりました。
しかも426ページもあるので、持った感じがズシリとして、もはや気軽に持ち運べるカタログではなくなりました。
僕は、今まで通常切手のカラーマークとか銘版のチェックリストとして使っており、切手商にも持って行っていましたが、今回から「どうしようかなぁ・・・」と考えています。
大形化にともなって、図版も若干大きくなったので多少は見やすくなったものの、まだまだシート状の切手は見難いですね。
それと、編集が下手なんじゃないかと。
誌面を見ていると、スペースの使い方が下手で、もっと詰めるとボリュームを抑えられたと思います。
この辺は、余裕を持たせた誌面デザインにするのか、そこを犠牲にしてもスリム化を目指すかの分かれ道。
僕としては、後者にした方が良かったと思いますし、全体のレイアウトも、どことなく素人っぽさが見え隠れしています。
あと、ここまでの大きさ、重さになってしまったからには、紙質を軽くして対応して欲しかったかな。
単純に重さだけの比較をすると、『組合カタログ』は828グラムで、『さくらカタログ』は474グラムでした。
カタログという、持ち運ぶことも十分想定される中で、この差はかなり大きいですね。
仮に、次版があるとするならば、重さへの解決をお願いしたいと思います。