トルコ・エフェソスのキリスト教遺跡

画像は、トルコの図入りアルバムからの一部分で、貼られている切手は1953年に発行されたもの。
各種カタログでは、「エフェソスの観光」というタイトルで紹介されることが多いようです。

この切手、図入りアルバムを捲っていくと、けっこう目立つのです。
なぜなら、それまでのトルコ切手は単色の地味な切手がほとんどだったのですが、この切手はご覧の通りの多色刷り。

そういうことで、以前から気になっていたのですが、図案に詳しい『ミンクス』カタログを見たら、この切手はオーストリア国立印刷局による平版印刷でした。
どおりで、今までとは毛色が違うはずです。

ついでに、図案についてわかったのは6種ともにキリスト教遺跡を描いていることで、切手のタイトルとしては、多くの世界カタログが採用している「エフェソスの観光」というよりも、「エフェソスのキリスト教遺跡」とした方が、直接的でよくわかると思います。
もちろん、発行の主目的は「観光宣伝」であったのだと思いますが。

やはり、カタログは1種類だけではなく、複数を所持して見比べるのがよいと思います。
それにしても、あと1枚抜けているところの穴埋めがしたいですねぇ・・・。

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