3月は「別れの季節」。
僕自身も小学校や中学、高校、大学の卒業式と全てよく覚えていますが、それらは次のステップへの過程であったため、特に感慨深さというものは無かったと思います。
ですが、郵趣雑誌の廃刊となると話しは別で、大抵の場合で大きな衝撃を受けています。
そうした中で、特に大きかったのが『Stamp Rader』の廃刊ですね。
ホント、これにはもうビックリでした。
いつものように、配達された封筒を開けると、フロアーオークション誌とメールオークション誌、それに『Stamp Rader』の3冊。
オークション誌は、後でゆっくりと品定めがあるので、いつも最初にページを捲るのが『Stamp Rader』と決まっていたのですが、1991年11月に届いた『Stamp Rader』には裏表紙に画像の挨拶文が・・・。

もう、ホント、これは今までになかった衝撃として、今でも強く記憶されています。
「えっ!ウソだろう・・・」と。
当時は、今よりも熱心に日本切手も集めていましたし、その主力入手先の一つがカメリア・スタンプ。
そして、小粒だけどピリリと辛かった『Stamp Rader』は、歴代数ある郵趣誌の中でも最も好きな雑誌の一つです。
本当に惜しまれつつ廃刊となってしまった、名郵趣誌だと思います。
入会したのは1973年。バックナンバーを求めてもなお、5冊未収になっています。近年、雑誌の売り物は極めて少なく、遺族も雑誌類はすべて破棄、厚みのある書籍は良くて古本屋コースがお決まりの様です。金井スタンプ作成の合本も需要はあるのでしょうか?内容はおっしゃる通り面白く、ついでに言えば原稿料も良かったと聞き及んでいます。
ご覧くださいまして、ありがとうございました。
僕が『スタンプレーダー』の購読を始めたのは1978年1月号から。
まだ中学生だったので、父親名義で購読を始めました。
今でも最高の記事だと思っているのは、白井二実さんが263号から連載を開始した「手彫切手の話題」。
それと、伊藤由巳さんの「青一で遊ぼう」も好きな連載でした。
この2つは、今でも読み返しています。
バックナンバーは時間をかけて細々と集め、今では別冊も含めて創刊号から完揃いになりました。
話しは変わりますが、原稿料と言えば『切手』誌が高かったですね。
何度か書きましたが「こんなにくれるの!?」と思ったほどの衝撃価格でした。