フランス・サビーヌ20サンチーム

画像は、サビーヌから第2次発行の20サンチーム切手。
1978年3月31日発行の第2次分は、7次まであるサビーヌの中で最も種類が多く11額面を数えます。
この2次発行分は料金改正とは関係が無く、第1次発行の基本料金に対する補助額面としてのグループになります。

印刷機は2種類あって、リーフ左がRGR機という高速輪転印刷機で、右はTD-6と言う6色刷凹版輪転印刷機です。
これらの見分けは、コアン・ダートの書体でできます。
96番切手下の耳紙には印刷機を示す文字が入れられているので、10枚ブロックを入手すれば一目瞭然ですが、日本の昭和切手や現行切手の10枚ブロックコレクションのようになってしまうので、コアン・ダートの部分だけの方がスッキリすると思います。

カバーは、Felines-Termenes というフランス南部の小さな村からのもので、1980年9月30日の使用例。
ペタペタ何枚も貼ってある切手の合計金額は1.7フランですから、この時期の国内宛不急郵便の重量便(20〜50グラム)に一致します。

書き忘れましたが、上のブロックは両方とも燐線が右1本のもので、左1本は未入手。
専門コレクションだと、これに糊と燐線の細別が加わるのですが、僕はそこまでいらないかな。

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