画像は、グスタフ6世通常切手シリーズの中から額面25オーレで、タイプ1と分類される初期のもの。
例によってスウェーデンの切手帳には2種類の綴じ方があって、左は糊付けが上部耳紙に来る普通マウントで、右はそれが下に来る逆マウント。
ですから、このリーフでは2種が揃っていることになります。
このリーフで見て欲しいのは右の切手帳で、耳紙に「2」が半欠けで見えますね。
これはシリンダー番号で1と2があります。
このシリンダー番号には実用版上のバラエティがあり、印面と2の下辺との距離によりAからEの5種類に分類されますが、リーフの物は11.2mmを測るシリンダーAと呼ばれるもの。
このシリンダーバラエティを揃えると1と2でそれぞれ5種ですから、10種類揃えると完全揃いになるわけですが、今となっては無理とは言いませんが、なかなか難しいことになります。
切手商では、ここまで細分類して販売はしていませんから、指定して購入も難しいですし、ebayだと画像で確認ができるものの、分類基準が0.1mm単位なので現実的ではありません。
最近は、この切手帳も値上がりが激しく、当てずっぽうで買って未入手を探すようなロシアンルーレット的な買い方も難しくなってきました。