僕以上の年齢ならば、多くの方が伊東由己氏をご存知だと思いますが、逆に若い方となるとどのくらいの方がご存知か・・・。
氏は、様々なテーマで多くの著作を残されており、それらのどれもが後学の私達には基本文献として、今でも有益なものとなっています。
中でも、単一のテーマとして特に多く記されたのは琉球の米貨単位暫定切手についてで、『JPC』『切手研究』『切手趣味』など、特に『切手趣味』には翻訳も含めてものすごい量の解説を書かれています。
画像は、その伊東氏が作製した米貨単位暫定切手から目打のリーフからの1枚。
額面を基本に用紙の分類を行い、そして目打のバラエティを追求し、下の表に入手状況を反映させていたことがわかります。
つまり、伊東氏は用紙ごとに目打のバラエティを追っかけていたわけです。
リーフはギボンズを使用し、書込はレタリングとタイプという手の込んだもので、恐らく1970年代中頃〜後半にかけて作られたものと思われます。
米貨単位暫定切手収集の先駆者は、国内に何人かいらっしゃいますが、その中で最も業績がある伊東氏のオリジナルリーフを、十数年前に入手できたのは幸運なことでした。
この時には7リーフほどを入手したのですが、記念碑的なリーフなので、そのまま保管しています。
いつも楽しく拝見しております。今回のイトウはイトウでも伊東では?名前も巳でなく、己だったような気がします。うろ覚えで申し訳なく思います。
伊藤 さん
あらら・・・。
ご指摘、ありがとうございます。
早速、修正いたします。
この方、やはり郵趣家の方だったのですね。
東京の某所にお住まいの方だったようで
新動植物国宝のこの方宛のエンタイアをいくつか所持しております。
温情菩薩 さん
いつも、ありがとうございます。
たしか江戸川区の○○に、お住いだったと記憶しています。
開業医の先生でした。
そうなんですね。本職お医者さんだったんですか!実際にお会いしたことはありますか?
晩年の数年間ですが、お世話になりました。
たしか、私が地方へ出た年にお亡くなりになったと記憶しています。
伊東氏が出されていた雑誌のバックナンバーをごっそり頂いたりしましたが、それは今でも好きな雑誌の一つです。
そうでしたか。
ありがとうございます!