単に、ちまちまと使用済で楽しみたいフランスの種まき。
やっぱり切手帳が難物です。
種まきの切手帳は、周囲がストレートエッジではないので、単片だと非常にわかりづらい。
ですから、必然的に一目でわかる広告タブが付いたものを狙うのですが、やっぱり邪魔なタブは切り離されたものが多く、残されたものとなると集め難いのです。
それでも、単片とかブロックのものが目に留まれば、無理がなければ買うようにしています。
下のリーフは、種まき無加刷切手としては最後の発行となった、カメオ型30サンチームの切手帳。
この30サンチームのシート切手は1937年11月発行なのですが、切手帳の方はいつ発行されたのか定かではないのです。
1938年1月25日のコアンダートが確認されているので、1938年に初頭には印刷されていたことはわかるのですが、1937年というのはどうでしょうか??
1938年と言えば日本では昭和13年ですから、郵趣市場も充実していたと見え、未使用の完本は今でも入手しやすく、たぶん1万円か、それにちょっと色をつけた値段で買えると思います。
未使用は、そのような状況なのですが、使用済、しかもリーフのようなペーン丸ごととなると、値段の割にとても難しくなりますから、「切手は使用済に限る」派だったら、見たら即買いが良いでしょう。
この切手帳は、左右に10枚ずつの見開きなのですが、画像のペーンは左側10枚です。
左右のペーンの区別は、タブの広告配置を見ればすぐに特定できるので、難しいことではありません。
せっかくの使用済でも消印が弱くて局名が読めないのですが、かろうじて1940年の使用である年だけは特定できるので、総合的には満足しています。