竜500文

竜500文の未使用。
僕のコレクションで500文の未使用は、たったこれ1枚だけ。
だって高いでしょ。
画像は、その中で最も安価な青緑です。

そもそも基本的に、竜切手って好きじゃないんです。
「郵便切手」とも「日本」とも入ってないし、第一印象が切手じゃないです。
竜切手を1枚買うなら、駄桜を10枚買いたいですね。

ところで、画像の切手は1版のポジション4。
パッと見て、上部マージンの広さから1列目であることはすぐにわかります。
あとはシート写真を見ながら1枚ずつ照合していけば良いだけですから、最大でも横一列の8枚を見れば確定できます。

竜切手と言えば市田左右一氏の『竜切手』が基本文献ですが、プレーティングには鮮明なシート写真が一番良いと思います。
シート写真なら実物大なので、切手と写真を同一の環境下でルーペで覗けるので照合がしやすいのです。

竜500文」への2件のフィードバック

  1. 日本最初の切手という事で、見返り美人とか月に雁とかの少年時代の憧れの切手と違い、社会人になってからの憧れの切手でしたね。薄給ながらも買えない事も有りませんでしたが他に目移りしてなかなか手を出せませんでした。まあ最初は駄桜半銭あたりから、間を置いて少し余裕が出て漸く48文を入手、ついに入手と大喜びしました。ルーペで覗き込み、よくこんな細かい図案を彫れたものと、それも40枚も1枚ずつなんて気が遠くなります。当然彫りミスも出るよな~ 腕落ち、たすき落ちとか絶対に手に入らないようなミスはしてほしくなかったですね。更に印刷エラーの500文逆刷の8億円は大谷選手でないと買えないでしょう。ところで、この500文切手は刷色変化も多く初期の緑色から青色もバラエティーが多く集めがいも有るのですが、高額面切手の宿命で仰る通り単価が高いので骨が折れます。よく手彫り切手は不人気だとか言われております。確かにありふれた物はサッパリですが相応のコレクターはまだまだ健在ですので中級~上級レベルの品には根強い需要は有ります。500文の緑色は何度かチャレンジしましたが敗退の繰り返し、早く希望者に行き渡らないかと期待しています。それまで持つかな~

    1. 手彫切手は、諸外国の初期切手と比べると圧倒的に未使用が多く残されていますよね。
      ですから、今のカタログ値が異常に高く思えます。
      以前に知り合いの切手商で話していたら「竜文の4種セットが年間で1、2セットしか売れない」とこぼしていました。
      まぁ、多くの方はオークションで買うからなのでしょうけど。
      でも、その時に「物が溢れているのだから、もっと安く売ればいいのに」とは思ったのですが、切手商さんには言えず仕舞い。
      48文の未使用は組合カタログで6万円ですが、実力は1万円弱だと思います。

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