画像は米国のカタログコレクションから、1922年シリーズの「キャンザス」と「ネブラスカ」加刷。
残念ながら、キャンザス加刷の5セントが1枚欠けています。
なんででしょう??
図入りリーフで、こういう状態が一番気持ち悪いですね。
この加刷は、発売場所を示すために考え出された方法で、試しにキャンザスとネブラスカで試されたのですが、机上で考えたようには行かず、あっけなくお払い箱となったしだい。
ということで、米国の通常切手の中では発行枚数が極端に少なく、Johlの解説書を見ると最も少ないネブラスカ加刷の9セントは53万枚しか発行されていませんし、最も多く発行されたキャンザス加刷の2セントでさえ8741万枚と1億枚に届かない枚数。
あと1枚埋れば取りあえずは気持ち悪いのだけはなんとかなって、その次は悪消しの取り替えです。
このような例はあるあるですね。日本切手の場合、手彫は問題外として、先ず旧小判45銭ですね。12銭、30銭、50銭位までは何とかなりますが、45銭だけは穴が空いたままという方も多いのでは… 富士鹿8銭あたりも、複数になりますが菊~田沢時代の高額2種も、戦後の100円、500円、航空の一部も、字入りの朝鮮1円、支那白紙高額2種、支那毛紙高額2種も、ほぼ絶望的な青島軍事も、琉球の100円加刷と気持ちの悪いリーフだらけです。限られた予算では1枚埋めるのに数カ月間は他に何も買えなくなってしまいます。物によっては数年間何も買えなくなってしまいます。メインを主体にしますと余程の余力が無いともう無理かなと諦めております。
初老の趣味人さん
いつも、ありがとうございます。
私のボストーク図入りの日本は、メインではないので穴だらけです。
おっしゃるとおり、メインには「これは!」という時に実弾を投下できるのですが、サブの穴埋めとなると難しいですね。
たった1枚のために、数ヶ月間も他の補充ができなくなるというのは、私の性格上それは面白くないと思いますからねぇ。