フランスの種まきシリーズには、大別すると線描き型とカメオ型に分かれますが、今日お目にかけるのはカメオ型。
画像は、1種1枚を貼付したカメオ型の顔見せリーフ。
のはずですが、なんと寂しいことに1枚だけ抜けています。
「顔見せリーフなら全部貼っとけよ」と、言われるのはごもっともですが、種まきでは一番難しい切手。
難しいと言っても、他の額面と比べて(種まきは駄物です)の話しなので、単に穴埋めを怠けているだけのことと思ってください。
で、その未入手の一枚は1926年8月6日発行の額面1.40Fr。
この切手は、発行に先立つ1926年5月1日に郵便料金改正があり、書留郵便料金が1.05Fr から1.40Fr になったのに対して発行されたもの。
ところが、発行されて3日後の8月9日に同料金が1.50Fr へと再度値上げされてしまい不必要な額面に。
こんな調子の切手なので、印刷の方も1926年7月12日から19日の1回だけ。
ここまで紹介すると察しの良い読者なら「じゃあ、1枚貼りは?」となると思いますが、当然ながら珍品で、僕は見た記憶がありません。
ここで紹介したのが良い機会なので、穴埋めに動こうかと思っているしだいです。