私の世代以上だと、子供の頃からの郵趣教育の中で「ストックブックは仮の宿で、リーフが切手の家」と教え込まれたのを、皆さんも覚えていらっしゃると思います。
それを裏付けるかのように『スタンプクラブ』や『郵趣』には、リーフ作成記事はもちろんのこと、リーフの写真が毎号必ず記事の中で、あるいは裏表紙などに掲載されていましたし、実際にそうしたものが大いに参考になったものです。
ところが現状を見ると、ここ10年以上、参考となるようなそうした記事は無くなっています。
ところで、数ある郵趣ブログの中でも、当ブログはリーフ画像を掲載することが多いのに、お気付きでしょうか?
もちろん、記事の内容によって画像は制約を受けるので、全てをリーフ画像にするのは無理がありますが、極力リーフの形で載せるようにしています。
その理由は?
実は、先に述べたようにリーフ写真の撃滅した郵趣雑誌への、ささやかな抵抗なのです。
上の画像は、以前に全日本切手展で金銀賞を受賞した作品からの1リーフで、ハンガリーのタイプFと呼ばれている消印のサブタイプのバラエティを示したもの。
リーフ作りというのは、美的センスが左右する部分もあるのですが、最低限の基本的技術と言うのが重要になってきます。
その点において、悲しいかな私は合格点には達していないと自負していますが、それでもリーフをないがしろにしている郵趣雑誌への抵抗として、お恥ずかしいのですが可能な限りリーフを載せるようにしています。
私の友人達の中には、それは素晴らしいセンスを持ったリーフ作りの達人とも言える人が何人もいるので、本来はそうした人が作成したリーフをお見せしたいのですが、そこまで他人を巻き込んで大規模に運営するほどの能力はありません。
たとえ私が作ったリーフでも「切手はリーフに整理してこそ、なんぼのもの」と思っていただければ幸いです。
私は成人してからの郵趣活動です。ですのでこのような記事は学びの機会をいただけたと思ってありがたいです。
夜間中学に入学するような気持ち? おおげさかもしれませんが。これからも郵趣の基本を学べるような記事をお願いします。リーフに関する記事は特に興味があります。
吉田さん
いつも、ありがとうございます。
リーフに興味を持っていただくことは、大変嬉しいです。
学べるかどうか保障できませんが、これからも勝手気ままな記事を書きますので、よろしくお願いいたします。