段ボール箱の中をゴソゴソしていたら、懐しい本が出てきました。
『スタンプくんの切手教室』。
奥付を見たら1978年5月の発行です。
「スタンプくん」と言うのは、元々は『スタンプマガジン』『スタンプクラブ』で創刊号から掲載されていた連載マンガ。
創刊号から3号までは都築進氏が描いていたのですが、4号から寺尾知文氏へと交代しています。
寺尾氏は、創刊号から挿絵を担当していた方。
せっかく出てきたのでパラパラと見返したら、いま読み返しても良いこと書いていますね。
単なる収集マンガではなくて、奥が深い。
もちろん技術的なこと、特にリーフ作りは今とは大きく異なる部分がありますが、そうしたことを差し引いても、切手収集全般に渡る基本が勉強できるので、今でも読む価値は十分にあります。
特に数十年ぶりに切手収集を再開された方、あるいは単なる切手集めから郵趣の道へ踏み出したい方には良い指針になると思います。
本書は、後年になってですが韓国語に訳されて韓国でも出版されています。