ネパール・1907年16Pice

ネパールは、1907年にそれまでの初期切手図案から、新しい図案の通常切手への変更を行いました。
これ以降、旧図案の切手は電信(電話)用に使用され、郵便用には新しい切手が使われるようになります。

この図案の切手は、以後、改版や印刷所の変更を行われたので、1907、1930、1935、1941年発行の4グループに分けるのが基本。
最初の発行である1907年は額面数が少なく、2、4、8、16piceの4額面のみなので、下のリーフは最高額面になります。

上段の田型ブロックは、プレート・プルーフ。
この切手、ロンドンのパーキンス・ベーコン社製の凹版印刷なのですが、同社の記録を見ると1907年7月5日に16Piceの原版が落成していることがわかります。
ただ残念なのは、2と4Piceは原版落成日とともに実用版の落成日も記録されているのですが、8と16Piceは記録が残されていないこと。

下の第4コーナー9枚ブロックは初期印刷のもので、なかなか得難いブロックなので気に入っています。

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