戦前の風景印・小笠原島

最近の小笠原航路の船は速度が速いので、東京の竹芝から1泊2日、ちょうど24時間で父島に着きますが、僕が中学生の頃は2泊3日の行程でした。

画像は、戦前の小笠原島局の風景印で、描かれているのは左下に開拓記念碑、中央には島の風景とカヌー。そして右端にはタコの木で、雰囲気的には南洋っぽい風景印です。
開拓記念碑と言うのは明治政府が設置したもので、江戸時代に遡る小笠原開拓の歴史や意義が記されています。
碑文には明治10年と記銘されていますが、実際に現地に据えられたのは翌11年のことでした。

当時の小笠原へは、日本郵船の小笠原線と、裏南洋線のうちサイパン行きの便が復航便に限り父島に寄港していました。

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