” Gibbins Stamp Monthly” 11月号に、’THE AUSTRALIAN BCOF JAPAN OVERPRINT ISSUES’ と題して、4ページに渡る解説記事が掲載されています。
日本でBCOF切手のまとまった解説は、単行本や郵趣誌の連載など数種が知られていますが、そのいずれもが基礎知識として製造面にも触れられてはいるものの、主題は使用例を中心とした郵便史や郵便業務史。
今回掲載された解説は、加刷の印刷そのものに光を当てたもので、専門外の自分としては、今までと違った切り口で知らないことが多く有益なものでした。
そもそも加刷が行われたのが呉市の印刷会社であったことなど全く知りませんでしたし、加刷の試刷も見た記憶がありませんでした。
そして、その試刷にはオーストラリア軍担当者2名の校閲サインと共に、印刷会社の常務であった松井氏のサインも。
著者は、British Society of Australian Philately の会員氏。
図版も含めて興味深い内容でした。