戦前の世界切手カタログの最高峰と言えば、このドイツの『ゼンフ』カタログ。ドイツには通称『コールのハンドブック』と我々が呼んでいるものもありますが、こちらはハンドブックに分類され、しかも未完成で終わってしまっているので世界…
月: 2022年10月
スウェーデン・著名な切手
スウェーデンの切手で世界的に有名なナンバーワン切手といえば、黄色の3スキリング・バンコ。1855年発行の緑色切手が、なぜか黄色になってしまった、ヨーロッパを代表する珍品切手とも言うことができます。希少切手の解説書として最…
ネパール・商品見本
ネパールのセカンドシリーズを最後に切手展に出したのは、2015年のJapex。その時には素性不明なマテリアルとして外し、その前の2012年の全日展作品に入れていたのが下のカバー。その時は素性には触れず、苦し紛れに消印だけ…
広田芳久・旧韓国コレクション
日本における旧韓国関係コレクションの比較的古い収集として広田芳久コレクションがあり、その内容の極く一部は1975年に『韓国郵趣資料』として公刊されています。 そのコレクションが1976年の広田氏の死後、翌77年4月に金井…
最初の鉄道郵便車
『四代目 郵趣手帖の収集日記』の2018年6月16日に「明治初期の郵便車」と題した記事を書き、「さよなら鉄道郵便」の切手図案がおかしいのではないかと指摘しました。 つまり、報道発表では「ユ3700形」としているのに、実際…
マラリアの切手
昨日の毎日新聞朝刊にマラリアの記事が大きく掲載されていました。エイズ、結核と並ぶ「3大感染症」なのだそうです。 日本で生活する限りにおいては、エイズと結核ならわかりますが、マラリアと言われてもピンと来ませんね。どこか遠い…
トルコ・1926年
トルコのカタログコレクションから、図入りアルバムの3リーフ。1926年発行の通常切手シリーズで、下の1リーフに収まっているのが基本セット。描かれているのは、上段が法律家ボズクルト、2段目はトルコで3番目に長いサカリヤ川の…
震災切手と震災郵趣展
昨日は、目白の切手の博物館へ。お目当ては表題の「震災切手と震災郵趣」展。 結論から言うと、面白かったです。絵画資料あり、絵葉書あり、コレクション展示あり、マニアックな研究成果の発表あり。関東大震災という、災害と切手が組み…