日本における旧韓国関係コレクションの比較的古い収集として広田芳久コレクションがあり、その内容の極く一部は1975年に『韓国郵趣資料』として公刊されています。
そのコレクションが1976年の広田氏の死後、翌77年4月に金井スタンプ商会により売り立てられたことは、あまり知られていません。
オークションは、第145回パブリック・オークションとして東京銀座の産金ビルで開催され、下の画像はカタログからの1ページ
この競売では、日本ステーショナリーの最難関であった三五六葉書の6銭使用済も売られたので、そちらの方が超ビッグに収集家には受け止められ、名前も出ずにヒッソリと売り立てられた広田・旧韓国の部は後年にまで語り継がれることはありませんでした。
コレイヴォ、近藤、水原。
どれも旧韓国ではネームセールとなっていますが、広田だけは名前が出てきません。
ちょっと寂しいので知っていただきたく、ご紹介したしだい。