先週土曜日にあった外国切手収集家の集まり「亀戸大根の会」のzoom例会。
毎回2時間〜2時間半の例会のうち、1時間程度を雑多な話題で過ごしているのですが、その中で昔の切手商の話しで盛り上がりました。
岡田スタンプ。
意外と、ご存知ない方が多かったですね。
帝国ホテル裏の国鉄(当時)ガード下にあった切手商です。
そのアーケード街(通路)には、インターナショナル・アーケードという、ちょっと怪しげな名前がついていました。
ガード下の通路なので、昼でも薄暗く、もちろん電灯必須の場所。
しかも格安飲み屋とか、お土産屋とかが雑然と混在する、いかにも敗戦後から変わっていませんという感じのところ。
そんな中に、ポツンと1軒の切手商。
帝国ホテルから徒歩数分の立地だったので、割りと外人客に出くわすことが多かったと思います。
日本物はもちろんのこと、外国切手も主要国は戦前からかなりの物量が貼込帳であったと記憶しています。
イソヤ。
ここは、誰もご存知ありませんでした。
神田神保町すずらん通りという、良い場所だったのですが・・・。
今では再開発で区画が変わってしまい正確な場所はわからないのですが、下の地図の赤枠の辺りにありました。
三省堂書店の裏側になります。
1980年代初頭頃の話しですが、間口の狭い年代物の建物で、いかにも老舗切手商という匂いを感じるお店。
戦前からの切手商という事を、店主のお爺さんから聞いた記憶があります。
それだからかも知れませんが、ヨーロッパのクラシック切手の貼込帳が充実しており、中には1番切手から貼られているブックも。
もちろん高い切手は買えないので、19世紀末から戦前までの安物をせっせと抜いて補充するには、よいお店でした。
明治大学、八王子移転前の中央大学が至近距離なので、それらの切手研の方達は覚えていらっしゃるかも知れませんね。
1980年代後半には、店仕舞いされました。
たぶん、ご高齢が理由だと思われます。
番外編
旭スタンプ
小判切手収集家として有名な、金杉台三さんの親戚のお店。