ネパール・4 Anna のシート

もう、ビックリ!
こんな重要なシートが、そこらに転がっていたなんて・・・。

画像はネパール初期切手から、4 Anna のセッティング12。
と言っても、多くの方はわからないかと思いますが、この額面では最後のセッティングになります。
印面は、一つ一つのクラッチ版が組込まれて構成されているので、セッティングの度に変わりますし、中にはクラッチ版が脱落して、そのセッティングでは空白となってしまった印刷もありまます。

基本形は、縦8、横8の64個のクラッチで構成されていますから、シートや特徴的なブロックだとセッティング、つまり印刷時期が特定できるのです。
そうしたわけで、このシートがセッティング12であることがわかります。

このセッティング 12には、ネパール切手で最も有名なエラー切手があります。
それがポジション8で、画像の右上隅の赤枠で囲った切手。
「なにが有名なのか?」というと、誤って1 Anna のクラッチがこの位置に紛れ込んでしまったのです。
つまり、4 Anna のシートに1ヶ所だけ1 Anna 切手は入ってしまったのです。

1 Anna 青色切手のはずが、1 Anna 緑色切手に!!

シート画像の赤枠の4ヶ所は、クラッチ版が逆位、つまり逆さまになった所です。
ですから、ポジション8は色調エラーであり、なおかつ逆刷りでもあるわけですね。

このセッティング12のポジション8の切手は、単片で約50枚程度が知られているのですが、シートの状態となると、世界中のネパール切手収集家で作られている、ネパール切手研究会では確認4シートとしています。

このセッティングは、1941年に Smythies がカトマンズ財務省の倉庫で発見し入手。
それを1946年9月発行の ” Philatelic Journal of India ” 誌上で Dawson が発表し、収集界に知られることになりました。

前所有者の方は、このシートを後期のノーマルシートくらいと考えていたようで、後期のノーマルシートとしても格安な値段を付けていたのですが、僕が興味を示すと「売り切り勝負」と思ったのでしょう、一気に200ドルのプライスダウンのオファー。
もちろん、安く手に入れるの越したことはありませんから、そのまま頂戴したしだい。

このセッティング12。
これまでにも有名コレクションのネームセールで高値で取引されていることを考えると、その十数分の一のお値段でした。
もしかしたら、一生分の運を使い果たしたかもしれません。

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