2001年、クールボアジェ社の廃業が “Linn’s” 誌に掲載された時(当時、まだこの情報は日本には伝わっていなかった)は、ビックリというか、読み間違えかと思ったほどの衝撃。 なにし…
月: 2022年9月
希望峰の穴埋め
放置プレイのカタログコレクションから希望峰の1リーフです。希望峰の表記は、日本では喜望峰とすることが多いようですが、僕は希望峰としていますので誤記ではありません。一応、念のため。 希望峰といえば、お高い三角切手と相場が決…
『日本切手の製造』三島良績
切手の製造面については、三島氏による名著『切手集めの科学』があり、より専門的な技術書としては印刷局による『郵便切手製造の話』があります。前者は418ページ、後者は317ページの大冊。 対して、今回ご紹介する『日本切手の製…
不足便使用例から色違い
画像は、新小判2銭切手の極めて普通の不足料扱い便。 差出人が2匁までの基本重量だと思って出したら、それをオーバーした4匁までの重量便だったということ。差立局の阿波撫養局で重量オーバーに気付いたので、宛名の左に不足印を押し…
「国別コレクションのすすめ」大谷博
1992年の『郵趣』に連載された、大谷博氏の「国別コレクションのすすめ」。よく考えれば、なんと、もう30年も前の記事になるのですね。ホントびっくりです。 大谷博氏と言えば、このブログでも何度も取り上げた『切手集め大作戦』…
ハンガリーの消印タイプF
久しぶりにハンガリーの消印ネタ。 タイプFというのは単円丸形印で1867年から使用が開始され、約6000局で使用されています。それだけにサブタイプが多く、奥が深い消印が多いハンガリーの中でも、特に興味深いタイプ。 下のリ…
鉄道150年ネタ・パート2
昨日、ブログを片付けた後にルーペでじっくりと切手を観察。あらら・・・。やってくれましたね。1号機関車。 これは本来の1号機関車ではありません。後年の大改造を受けたもの。この1号機関車は、大宮の鉄道博物館(以前は、万世橋の…
鉄道150年
9月21日に発行された「鉄道150年」記念切手。ちょうど発行日に僕が関係している「鉄道150年」記念行事と重なってしまったので、会場で仕事の合間にネット注文。それが、今朝配達されました。 日本郵便の切手ショップ、便利です…
秀山堂切手の印刷
ある郵趣誌に、両国局・昭和20年1月10日消印の平山秀山堂社名入り封筒の中から「法隆寺五重塔切手の原図と写真資料」と題する、台紙に複数の原図写真が貼られた資料が出てきたことを根拠に、「昭和20年初めには、逓信省は切手製造…
サビーヌ・1次1フラン
1977年12月17日に、フランスが新しい通常切手シリーズとして発行を開始したサビーヌ。その第一陣の1フラン切手です。赤い刷色は普通郵便と外国向け葉書料金で、ここで言うところの普通郵便というのは、これより安い不急郵便に対…