旧小判切手45銭に驚いた話し

ずっと前のことですが、購読していたオークション誌を通常セールのものも含めて全て保管していました。
たぶん20年分くらいは残しておいたと思います。
そんなことをしながら、ある日ふと「こんなことしてたらどうにもならん!」ということに気付いて、特別セールと気になった号を除いては全て処分。

その処分をくぐり抜けた1冊がこれで、カメリアの263回パブリック・セール。
当時気になったのは、表紙を飾ったロット836。

一応、拡大画像を下に貼り付けておきます。

記事には「旧小判45銭白紙横ペア 書留 14. SEP. 1889 YOKOHAMA」というノートが付いて、最低値は25万円。
ノートのロット番号には、赤ペンで丸印が付けてありますが、もちろん入札するつもりは0.001パーセントもなく、ただ単に注目品として付けたものです。

この45銭切手は、澤先生の『小判切手』には「使用済が極めて少ない」と書かれ、使用済の戸籍を作るのも可能みたいなことまで記されていたと思います。
また『日本切手名鑑』には、ペアは未発見とされていたのを覚えています。

このようなことから注目品として当時チェックしていたのですが、蓋を開ければ落札値は93万円!!
ということで、大いに驚いたことは言うまでもありません。

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