先日、沖縄は日本への復帰50年を迎えました。
ということは、僕の切手収集も50年ということになります。
切手を集め始めた小学校2年生の時に沖縄が日本へ復帰し、当時の琉球切手の周辺が何やら騒がしかったことは覚えていますが、カタログを見て知っていた琉球切手に興味を持つことは全くありませんでした。
なにしろ、画像のボストーク図入りアルバムにカタログコレクションを始めたのは、20代後半、たぶん30歳近くだったと思います。
画像のリーフは、図入りアルバムの最終ページ。
右下の切手が4月20日発行で、琉球郵政最後の切手。
この切手の偽造初日カバーを、JPSが多量に作成して郵趣界を驚かせた事件もありました。
琉球郵政は、復帰に向けた事務手続きの関係から通信販売への対応を途中で打ち切ってしまったので、新切手入手に現地で大混乱が起きてしまいました。
下の記事は『京都寸葉』1047号に掲載された、当時の現地での混乱振りを記録したもの。
上のリーフの右上の「沖縄返還協定批准」記念切手発行に伴うものです。
今読んでみると考えられないような、あの手、この手で皆さん入手に奔走された様子がよくわかります。
まぁ、今だから「面白いなぁ」と呑気に面白がって読んでいられるのだと思いますが、「皆さん、お疲れさまでした」。