ネパール・Effigy of King Tribhuvan シリーズ

画像は、四半世紀ほど前に作ったリーフで、リーフに直接印字して作りはじめた初期のもの。

1954年から発行が始まった「Effigy of King Tribhuvan シリーズ」で、1951年に即位した Tribhuvan 国王を描いています。

この国王、残念ながら1955年にスイスで病気のため亡くなってしまうのですが、104年に渡りネパールを支配していたラナ家から王制を取り戻した国王として、後年になってもネパールでは特別な国王として親しまれていました。

例えば、カトマンズ国際空港が「Tribhuvan 国際空港」と呼ばれるのはその一例です。
余談ですが、私が学生の時に調査でネパールに行っていた頃のTribhuvan 国際空港はレーダー施設がなく、シンガポール航空やタイ国際航空などの大型機も、目視のみで離着陸していました。
なにしろ、滑走路脇ではヤギとかが草をのんびり食べているのが普通でしたからねぇ。

このシリーズ、当時のネパールにしては随分と立派な仕上がりなのですが、それもそのはずでインドでの製造でした。

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