花・貝・文化財 100円コイル

書状用でもなく、はがき用でもない額面のコイル切手。
1979年発行の丹頂鶴100円コイルを引き継いで、1982年10月20日の発行です。

この額面を必要とする郵便物なら、多くの場合は直接窓口で差出されたと思いますから、ちゃんと自動販売機で切手を買って、ポストに投函された例はどれだけあるのでしょうかねぇ・・・。

リーフの使用例は、京都の東山局1983年9月30日の差立で、米国フロリダ宛。
文面には、送金した内容が書かれています。

第2地帯宛のはがき料金100円に、別配達料金300円の合計400円料金。
松本城連合はがきの額面80円を引いた、320円分が切手で貼られていますが、100円コイル3枚の合計300円が別配達料金。
そして福寿草10円コイル2枚が、はがき料金の不足分20円として貼られたと理解できます。

想像をたくましくすれば、当時の京都東山局には両方が買える販売機が設置されていたので、そこで切手を買われ差出された可能性が極めて高いかと。

100円コイルの使用例は、これが唯一の所蔵品。

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