龍五百文逆刷り、鳥十五銭「落ち十」「書き十」は、子供向け切手入門書の「珍品切手」や「エラー切手」を扱った項目には、必ずと言ってもよいくらい出ていましたから、実物には全く無関係の子供でもよく知った切手でした。
下の画像は、「落ち十」が初めてオークションに登場した時のカタログからのもの。
切手文化会創立25周年記念特別オークションで、会場は同会の記念祝賀会が行なわれた札幌のホテル。
現品は、その前年にハワイ在住の河村照道氏が、ロスアンゼルスで開催されていた米国切手商組合の即売会で入手したものでした。
オークションでは最低値が70万円のところ、落札値は235万円。
今の235万円なら、僕でさえもが買ってしまおうかと思うリーズナブルな(この珍品としてですよ!!)お値段ですが、大卒公務員の初任給が32,000円の当時のことですから、今の感覚で言えば1,400万円ほどになりますか。
当たり前ですが、やっぱり、お安くはないですね〜。