画像は、オーストリアが1932年に発行した「風景と建物」シリーズ。
後ろの方に（小型）と書いてありますが、その前に発行されていた同じ「風景と建物」シリーズが25.5×21.5ミリと大きいので、それに対して21×16.5ミリの本発行分を「小型」と呼んでいます。
やっぱり、このサイズでは見栄えがよくありませんね。
「大型」シリーズは、それなりに堂々として風景図案との相性も良かったのですが、その後にこれが出ちゃうと、やっぱり比較されちゃいますからねぇ・・・。
不出来な切手です。
それに、綺麗な良い消印を探しても、なかなか巡り合わない気がします。
カバーは、1933年４月５日ウィーン発の米国宛の書留便で、裏面にニューヨーク４月14日の書留到着印が押されています。
貼られた切手は、30グロシェン＋40グロシェン＋50グロシェンの合計120グロシェンですが、書留料金が70グロシェン、20グラムまでの書状料金が50グロシェンでピッタリです。
オーストリアのカタログコレクションからの１リーフ。