創刊から50年

今年は2022年なので、そこから50年を引くと1972年。
半世紀前になりますが、その年に創刊されたのが画像の『スタンプマガジン』。
後に類似誌名の雑誌との大人の事情から『スタンプクラブ』と改名してしまいましたが、僕にとっては旧名の方がしっくりと来ますし、好き。

以前にも書きましたが、創刊号はジャンボ藤沢にあった日吉スタンプのおばちゃんにもらいましたが、それから1984年の終刊号まで、1冊の欠号もなく読み続けました。
途中から合本ファイルが発売になったので、全てそれに綴じてあり、以前は段ボールに入れて積上げられていましたが、引っ越してからは書庫の本棚に鎮座させています。

記事中には、時おり政治思想に結びつくような記述があったりして、その点は子供ながらにも不快な思いをしましたが、だからと言って郵趣雑誌としての内容を減じることはなく、とても有り難い存在。
ですから、発売日の15日には必ず買いに行き、本文はもちろん、広告、読者コーナー、果ては次号の予告まで正に熟読。

そこで思ったのですが、JPSは『スタンプマガジン』創刊50年に気が付いておいでか??
たかだか子供向けの郵趣雑誌だった程度に思われているのかも知れませんが、郵趣史の中で考えると、極めて重要な位置を占めていることは間違いありません。

現在の切手収集には多様性があり、人それぞれの集め方や楽しみ方があります。
もちろん僕は、それでいいと思いますし、考えようによっては人の数ほどに切手の楽しみ方があって、当然だと思います。
そうした意味では、今の切手発行政策は成功しているとも思います。

しかし、一方で古典的な従来からの切手の楽しみ方を、広義の切手集めの中の一分野として大事にしたいとも思います。
この狭義の切手集めを、多くの方は「郵趣」として理解していると思います。

切手収集の多様性が見られる今だからこそ、「郵趣」というものを振り返り、考え直す必要があるのではないでしょうか?
会員を増やすことも必要だとは思いますが、それは結果でしょう。

『スタンプマガジン』創刊50年だからこそ、同誌の果たした役割を振り返り、こうした問題に取り組む必要も、そして価値もあると思うのです。

創刊から50年」への2件のフィードバック

  1. こんばんは、いつも楽しく読ませて頂いてます。今年は沖縄復帰50周年と共に、スタンプマガジン創刊50年だったのですね。僕もこの記事を見てハッとしました、少年時代の一番大きな思い出を過ごした雑誌で、収集再開後は何とか全号集める事が出来ました。現状を思うと今改めて考える事が多いです。

    1. 北野 様
      ご無沙汰です。
      郵趣界に限りませんが、21世紀になってから理念軽視の風潮が世の中にまん延していると思います。
      自分たちの存在意義を、いま一度、よく考える必要がある時期に来ているのではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *