第1次昭和切手に興味を持ったのは小学生の時ですが、最初からこの7銭の印象はよくないですね。
そもそも、図案がよくわからなくて・・・。
金剛山の険しさを表現しているので、今となってはよくわかるのですが、小学生にはちょっと地味すぎて「山」と言われてもどうもピンと来ない。
そんな切手でした。
この切手、昭和14年10月16日の発行ですが、発行された時は郵便に使われる1枚貼りの料金はなくて、せいぜい2枚貼って14銭の封書書留料金に使われるのがキリがよい使われ方。
と、まぁ、そんなことは皆さんよくご存知。
で、右の1枚貼りは昭和19年4月1日になって、ようやく1枚で役立つ時がきたもので、19年8月29日のもの。
この時の7銭対応には、東郷7銭が6月15日に発行されているので、できたらそれまでの日付で欲しいところですが、ヒマがあっても手間を惜しんだ結果、東郷7銭発行以後の使用例しか持っていません。
左下の使用済2枚は、左が額面部分が重転写となっているもので「七」も「7」も輪郭がダブっているのが、ルーペで覗くとよく見えます。
そして右側は「七」の周囲に白点が見られるものですが、昔はウィーク・エントリーと考えられていましたが、某氏の指摘により、今では異なった考え方をされているものですが、一応目立つのでリーフには貼ってあります。