ちょっと気になった記事があったので、昨日に続いて縦書丸一印。画像は田口徹氏による「たてがき丸一型消印」で、昭和36年8月発行の『郵話』50号に掲載のもの。 田口氏と言えば、郵便史、特に消印の調査・研究をされていた先学。そ…
年: 2021年
縦書丸一印の一使用例
先月、田中寛氏がお亡くなりになりました。田中寛氏と言えば丸一形日付印。そして、すぐに頭に浮かぶのは1975年にむさしスタンプから刊行された『たて書丸一印考』と、1986年に郵趣出版から刊行された『丸一印の分類と楽しみ方』…
エドワード8世シリーズ
イギリスの通常切手で、最も短命だったエドワード8世シリーズ。それもそのはずで在位期間1936年1月20日〜同年12月11日で、僅か325日間だけだったのですから仕方がありません。ですから、発行された切手も 1/2d、1d…
第2次昭和・靖国神社17銭(2)
昨日は未使用だったので、今日は使用例を。 先ずは1枚貼り。昭和18年2月21日の発行当時は書状基本料金が5銭で、書留料は12銭。速達も普通地域なら12銭でしたから、書留または速達だったら17銭の1枚貼りということになりま…
第2次昭和・靖国神社17銭
昭和切手の中で集めるのが難しく、玄人好みなのが第2次昭和切手。画像は、靖国神社17銭から未使用のリーフ。 ほとんど変化がない切手なので、バイブル『昭和切手研究』でも11行の解説と表が1つという実にアッサリとしたもの。 上…
『図説 川の上の近代』
今日のご紹介は、郵趣文献ではありません。郵趣家は、郵趣文献だけを読んでいればよいのではなく、非郵趣文献にも参考書は山ほどあります。そんな1冊がこれ。 関東では、霞ヶ浦、利根川、東京湾。関西に行けば、琵琶湖や淀川。そして中…
『千葉県の丸一型日付印の集め方』
昨日、永冨功氏による『千葉県の丸一型日付印の集め方』が到着。 ワンフレーム作品集なのですが、それに5ページの解説と局種リスト付。このリストにはチェック欄の他にデータが書き込めるようになっており、しかも、それが印色別になっ…
スウェーデン・グスタフ6世35オーレ切手帳
もの凄い種類の切手帳が発売された、スウェーデンのグスタフ6世。一通り揃えるだけでも、大変なんですよ。どの国の、どの切手でもそうですが、その切手をどのレベルまで集めるかによっても、大きく難易度が変わってきます。例えばスウェ…
ハンガリーの日付印(2)
前回、タイプEの中から最も基本的なサブタイプz0について紹介しましたが、1種類だけでは「じゃあ、あとはどんなんだ?」とか「違いがわからん」ということになると思うので、今日は同じタイプEでも違うサブタイプを。 画像は、サブ…
ハンガリーの日付印
久しぶりのハンガリー消印ネタです。 ご存知のように、ハンガリーは1867年から第1次世界大戦により瓦解するまでオーストリア=ハンガリー二重帝国であったことから、今では考えられない領域を有していました。そして、それに関係し…