ワイルディングの初期切手帳

1952年から発行が始まったイギリスのワイルディング・シリーズ。
イギリスだけあって、シートにコイルに切手帳と、どれもがよく使われ発行されています。
これが日本だと、伝統的にシート切手ばかりが使われて、コイルと切手帳は手薄。

画像は、2シリング6ペンス切手帳の完本をバラしたもの。

イギリスの切手帳の面白いところは、発行年月が入っていいるところで、この切手帳は1953年6月のもの。
最初の発行は5月なので、2番目の印刷になります。

ところで、ワイルディング・シリーズは1952年12月に最初の額面が発行されましたが、もちろん全額面がいっぺんに揃っているわけではないので、複数額面を綴じた切手帳だと、画像のように旧シリーズであるジョージ6世と混在するわけです。
日本切手で例えるならば、昭和切手の切手帳に富士鹿や風景切手が同居するようなものですね。

で、この切手帳がワイルディング切手のみで構成されるようになるのは、1954年3月から。
この1954年3月分には、上の画像のような混在タイプもあるので、1954年3月で両者を揃えてるのも、なかなか乙なものだと思います。

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