画像は、ネパールの初期切手から1886年発行のもの。
ネパールの初期切手の分類で最も難しいのが、一見して同じように見えても印面の状態で印刷時期が別れるところですね。
下のリーフは、1886年から発行が始まるネパール紙を用いた印刷のもの。
この印刷には4段階の印刷時期別の分類があるのですが、その初期印刷を示したリーフです。
ですからタイトルのは “Good Quality Native Paper” と記されています。
切手部分を拡大すると、こんな感じ。
この後の印刷と比べると印面が綺麗な状態で、図案の帽子や剣がよくわかります。
また、ネパール紙も状態の良いものを使っていますね。
この印刷段階のもので、この状態の切手は探しても少ないのです。
よく見かけるのは、これよりも後の印刷のもの。
右端の4Anna 切手の成れの果ては、9月22日のブログで紹介してありますので、比較のためご覧下さい。