引越の時に見つけた、未使用のボストーク・リーフ。
昔のバインダーに綴じられていたものです。
ボストーク・リーフには、製造年月が入れられているのは皆さんもご存知だと思いますが、このリーフは右側の画像が示すように1979年10月のものでした。
ということは、高校生の時に使っていた残りですね。
このリーフ、けっこう方眼の色が濃くて目立ちます。
方眼の色は難しく、濃いと目立ちすぎだし、薄ければ切手を貼るのによく見えなくて、何のための方眼かわからなくなります。
僕の印象では、以前のボストーク・リーフは製造ロットによって色の差がけっこうあったように思います。つまり品質が一定ではなかったわけですね。
近年、白色の他にクリーム地が出てきたので、クリーム地に限りますがボストークを復活させて、それなりに使うようになりました。
就職をした頃からリーフの白地が気になり出し、もっと品の良いリーフを使いたくて30年ほどギボンズを愛用していたのですが、クリーム地ならボストークでもOKです。
ここ十数年、競争展では無地リーフが主体となりました。
もちろん僕も出品する時は特注の無地を使っていますが、普段は方眼入りです。
リーフ全体のバランスの取り方を習得するには、やっぱり方眼リーフが一番だと思います。
20年、30年、40年前の、技術屋の実務を担っていた頃の話です。
あるパンフレットだったか何かの印刷を依頼しました。
印刷の最終原稿の承認作業と同時に、薄目、濃い目だったか 印刷の仕上がりの
バラツキの最大幅はここまでありますので、この範囲も承認してくれと言われたことが
あります。この範囲は、素人でも酷いと思えるほどの仕上がりの違いでした。
でも、この範囲を承認してくれないと、大量の印刷物を、それなりに長期にわたって印刷して
納入できません。と印刷屋に言われました。止むなく承認したと記憶しています。
どうやら、印刷の仕上がりの濃さの管理、リーフのマス目の濃さの管理は
かなり難しいものの様です。
三浦 さん
いつも、ありがとうございます。
なるほど、そういうわけでバラつきが多いのですね。
使う側としては、けっこうバラつきが気になりまして・・・。