戦前の世界切手カタログと言えば、『ゼンフ』が最も権威有るカタログとして、日本にもそれなりの冊数が輸入されていました。
今日、何気に書庫の片隅を見ていて見つけたのが、同じ『ゼンフ』でもステショナリーカタログ。
切手カタログの方は、サイズが小さくて分厚いのですが、ステショナリーの方はA5サイズと大きく、そのかわり488ページとちょっと薄いですね。
図体の大きなステショナリーを扱うのですから、判型が大きいのは当たり前。
内容は、さすが『ゼンフ』だけあって詳しく、日本のトップページが下の画像です。
紅枠、脇つき、脇なし、規則書まで紹介されています。
1890年版では小判葉書まで、連合葉書を含めて採録。
1890年と言えば明治23年ですから、その時点でこうした詳細なカタログを作れる底力は、やっぱり大したもの。