イギリスの発明と発見

切手、特に記念切手や特殊切手の発行目的には、その国を広く内外に紹介、宣伝する効用が多分に含まれている。
みたいな事が、子供向けの収集本にはよく書かれていましたが、僕は頭が悪かったのか、子供の頃にそうしたことを意識して収集した記憶が、ほとんどありません。

ですが、下の切手は例外。
イギリスが1968年に発行した「イギリスの発明と発見」という特殊切手。
つまり、イギリスの科学的業績を宣伝するために発行されたものですね。

描かれているのは、上の画像の順番とは合っていませんが、
4d レーダー
1s ペニシリン培養
1s6d ジェットエンジン
1s9d テレビ技術
です。

子供、特に小学低学年のイギリスの知識と言えば、女王様、あの独特な帽子を被った衛兵、それに加えて蒸気機関車を発明した国程度が限界。

そんな感じのところに、レーダーやジェットエンジン、テレビなどもイギリスの発明品とは、すごい驚き。
この切手で、僕的には「イギリスって、すごいじゃん!」。
それまでの、さえない国のイメージから、いきなりアメリカと並ぶトップに躍り出ました。
そういう意味で、この切手の発行は効果バツグンで、イギリス郵政も発行した甲斐があったというもの。
それが遠く離れた、極東に住む一小学生でしたが・・・。

イギリスの発明と発見」への1件のフィードバック

  1. 私もこの中のテレビを描く切手を見て、英国でのベアードのTV研究のことを知りました。
    レーダーはまさに第2次世界大戦の中で、イギリスが先頭を切って開発していました。

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