ガンドン没後30年

今年は、フランスの切手図案家、および彫刻家として著名なガンドンの没後30年にあたります。
ガンドンと言えば、まず最初に頭に浮かぶのは下の切手。

「ガンドンのマリアンヌ」と呼ばれる、超有名シリーズ。
第2次世界大戦終了後のフランスで、最初に発行された通常切手ですが、モデルはガンドンの奥さんと言われています。
まぁ、本人がそのように言ったのかは知りませんが、奥さんの写真を見ると構図も雰囲気も確かに似ています。

ガンドンのフランス切手第1号ってどれでしょう?
日本では、意外と知られていないのですが、下の切手がそれです。
ちょっと地味ですね〜。

1939年発行の「ストラスブール寺院500年」で、『イベール』カタログ443番。
後に、風景と女性像にかけてはフランス随一と言われるまでになった、ガンドンのデビュー作。

フランスの通常切手の中で、とても好きな切手としてブログで何度も紹介してきた「サビーヌ」がありますが、その「サビーヌ」もガンドンの作品。
そして、「サビーヌ」の次に発行された下の画像の「リベルテ」も、またガンドンの作品です。

どうです。
見事な凹版切手でしょう。
収集上のバラエティとしてなら「サビーヌ」の方が上ですが、芸術点としては「リベルテ」の方が上だと思います。

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