大きな封筒に通常切手が2枚。
見た感じが貧相なので、こうしたカバーはあまり好きではありません。
リーフに貼っても、見栄えが悪いですからね。
貼られている切手は、ジョージ6世の青色切手が1dで、緑色のワイルディング切手は1 1/2dなので合計2 1/2d料金になります。
消印は、Liverpool局1953年1月2日ですから、当時の書状基本料金(1オンスまで)に当ります。
このカバーの良いところは、見てのとおり新旧2種の切手が貼ってあるところ。
ワイルディングの1 1/2dは、約1月前の1952年12月5日の発行なので、ギリギリ発行一月以内の早期使用例。
そして、この時期にはワイルディングの1d切手は、まだ未発行(1953年8月31日発行)なので、ジョージ6世シリーズが使われているわけです。
ちょうど新旧切手の端境期の使用例で、なおかつ発行済みか否かによってきちんと使い分けられた使用例なので、ルックスの貧乏臭さは大目に見てもいいかと・・・。