『津田沼徒然草 NEXT』第1号

届いたばかりの『津田沼徒然草NEX』第1号。
発行人の永冨氏のお名前を初めて聞いたのは、1990年代後半のことだったと思います。
「ワ便に執念を燃やしている方が居て・・・」と人づてに聞いたのですが、その時はこちらの認識が浅く「ワ便?ワ便だけでどうしろと・・・」と思っただけで終わってしまったと思います。
その後、氏が同好の方に極少部数の『津田沼徒然草』を出されているということを、機械印で繋がりがあった故森賀氏から教示されたのですが、実際に『津田沼徒然草』の一端を垣間見ることができたのは、『津田沼徒然草 5周年記念データブック』を入手したことによってでした。
この『データブック』は、外国切手メインの自分にとってはなかなか刺激的な内容で、本ブログの前身である2代目、3代目、4代目『郵趣手帖』のブログでは度々参考にさせていただいた記憶があります。

さて、今回刊行された『津田沼徒然草 NEXT』ですが、「NEXT」が付いても永冨ワールドは期待を裏切りません。

巻頭の特集1「雄冬郵便局の謎 〜今まで知られてこなかった国替えの事例〜」は、このような事例ってあるんですねぇ。
同一郵便局が移転して国が変わってしまうなんて・・・。
手塩国、増毛なら二重丸印時代から何通か持っているんですが、雄冬はどうだったかな?
まぁ、たぶん無いとは思いますが、近日中に見直して見ましょう。

特集2「英文郵便物の国内便の補助印」。
こういう収集ってあるんですねぇ・・・。
僕などは頭が硬いので、全く考えが及ばない世界です。
でも、収集にこうした発想力って大切ですよね。
どのようなものかというと、国内便でありながら宛先が英文で書かれているので、英文の読めない局員が困らないように、宛先の局名を補助印として押印したものです。
確かに、こうした事例は見たことがありますが、特に何も思わずにスルーしてました。
まだまだデータ集積の段階なのですが、こうした方法で問題提起をして、隠れたデータを集めるという方法は、個人誌ならではの柔軟性と小回りだと思います。

A4版48ページに、10本の記事が満載。
図版が多いのも、本誌の特徴でしょう。

「津田沼徒然草」のブログは、こちらから。

『津田沼徒然草 NEXT』第1号」への1件のフィードバック

  1. 津田沼徒然草NEXT第1号を採り上げていただきありがとうございます。
    関東の方には今日届いたようで、「届いたよ」メールが届いています。読んでいただいた方に喜んでいただけたのなら、発行人冥利に尽きるというものです。引き続きよろしくお願いします。

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