前にも、紹介したことがある米国の輸送機関シリーズ。
下の画像は、そのカタログコレクションからの1リーフで、このシリーズのトップリーフ。
このシリーズの良いところは、デザインが統一されていて、印刷も単色凹版のみなのでケバケバしさが無くて、とてもスッキリした印象を持つところ。
ただし発行形態がコイル切手のみなので、若干変化に貧しいですね。
切手帳があれば、まただいぶ違ったシリーズになったと思いますが・・・。
題材は変化に富んでいて、歴史的な輸送車両が41種(たぶん)も描かれています。
蒸気機関車とか馬車、船などは当然なのですが、乳母車(下の画像の最下段右)を見た時には、さすがに???でしたが、よく考えると確かに車両ではあります。
その乳母車を拡大したのが下の画像。
上の楕円形の赤丸ですが、ここにその切手図案の説明が書かれており、優れているのは、それが使用された年代が入っているところですね。
この乳母車のばあいは、1880年代のものということ。
で、下の赤丸ですが、ここにプレート番号が入っていて、画像の切手はプレート2ということになります。
当然プレートごとの希少性もあるわけで、同じ額面でも3ドルのものがあったかと思うと、100ドル前後のものがあったりもします。
この版番号ですが、中には十数版を数える額面もありますが、多くは数版程度なので、考えようによっては完集も可能だとは思いますが、実際は難しそうです。
もちろん僕はカタログコレクションなので、そんなことは目指していませんし、お値段的にもお手頃価格で集めて満足ですね。