もう何年も放置状態のトラバンコール。
「そういえば、こんなの集めていたっけ」って感じです。
画像は、1889年発行の通常切手シリーズから額面1chuckram。
トラバンコールの切手は、バラエティが非常に多いので集めるには魅力的なインド土侯国なのですが、ただ一点だけ難点が・・・。
それは透し。
切手収集の楽しみは、見て楽しめることが基本だと思っています。
特に肉眼で。
そうした意味で、透しは困り者ですね。
リーフに貼った状態では、透しのバラエティほどつまらないものはないでしょう。
まだ、数十倍、百倍で観察するスクリーンの方が、よっぽどマシです。
トラバンコールの切手には、この透しのバラエティが多くて、それが基本分類にもなっています。
基本分類と言っても、透しの形そのものが違うのではなく、同じ透しで正位置、正位置で左右逆、逆透し、逆透しで左右逆、横透し、横透しで左右逆など。
この透しに今度は、色調のバラエティが加わります。
上のリーフは、単片で透しと色調のバラエティの組み合わを表現したリーフなのですが、どうです、つまらないでしょう?
集めて楽しい、見てつまらない。
そんな感じのトラバンコール。