オーストリア・建造物シリーズ

先週は十数年ぶりにひいた風邪で、1週間なにも手付かずでエライ目にあいました。
やっと徐々に復調してきた感じです。
それにしても家内と二人きりの生活で、二人揃ってベッドでゲホゲホしながら寝込んでいる姿は、ある意味マンガ的ではありました。
皆さんも、外出時にはくれぐれもお気をつけください。
時期が時期だけに普通の風邪でも、「ゲッ、肺炎か??」なんて、良からぬ想像を勝手にしてしまいますからね。

画像の建造物シリーズは、オーストリアが1957年から発行を開始した通常切手シリーズ。
オーストリアの戦後通常切手と言うと、本シリーズの前に発行されていたコスチューム・シリーズが有名すぎて、こちらは日陰の存在みたいになってしまっています。

とは言うものの、切手としては良い切手が多く、幾つもの国から建築物をテーマとした通常切手シリーズが発行されていますが、それらと比べてもトップクラスの出来栄えだと思います。

画像は、ボストークのオーストリア図入りリーフに整理したものなので、1種1枚になっていますが、実際は1種2枚のスペースが必要です。
というのは、この切手の基本分類は紙。
初期の灰黄色紙と後期の白紙。
白紙というのは、蛍光材をコーティングしたもので1962年後半から出現しています。

コレクションとしては、この用紙を基本として、それに色調のバラエティを加味すると興味深いコレクションへと発展して行きます。

用紙の分類を確実にするには、年号の読める消印を揃えるのが近道です。
ちなみに、画像の切手は全て白紙です。

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