丸一印の便号入りと便号無し

画像は、どこにでもある東京の市内便ですが、抹消印と配達印の両方が押されているところがいい感じで、しかも同一郵便局です。
でも、よく見るとなんだかシックリとしません。

データは、下の抹消印が「武蔵東京飯田町/廿八年十月十六日ロ便」。

で、配達印の方は「武蔵東京飯田町/廿八年十月十六日」と同日です。

そう、ここまで来ればシックリとしない理由がわかりますね。
抹消印は便号入りで、配達印は便号無しということ。

皆さんもよくご存知のように、飯田町は今で言うところの飯田橋であるわけで、明治時代だからといって田舎なわけではありません。
ちょうど、この年には飯田町駅が開業しています。
ですから、配達も1日1回ポッキリというわけではなくて、複数回あったと思われますから当然便号入りではないのでしょうか??

僕にとっては、奥歯に物が挟まった感じの使用例なんですが・・・。

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