昨日、落札品が届いたので、今日は久しぶりにリーフを作成。
セカンドシリーズから、1935年発行の4Pice切手の使用例です。
一見したところ、なんでもない普通の使用例に見えますが、数十年のネパール切手収集で初めての入手品です。
ちなみに、これと同じパターンの使用例が、オランダで刊行されたネパールのステーショナリーの研究書に、カラー図版として採録されています。
切手もはがきも普通のものなので、これ自体は駄物と言えます。
でも、このはがきの宛先はインド。
この時期、ネパールはUPUに未加盟だったので、切手もはがきも自国以外では使えませんでしたが、インドだけは例外で2国間の取決めで有効でした。
ですから、ネパール発インド宛の使用例は少ないものの、それなりに存在しますから特別希少というわけではありません。
ただし、これには前提条件があって、封書のばあいのみ当てはまります。
よく見るのは、4Piceを2枚、または8Piceを1枚貼付した封書で、これは僕が過去に出品した切手展作品でも数通が入っています。
対して、画像なようなはがきによるインド宛使用例は、この時期ではホントに見ることがありません。
よい使用例を入手しました。
次回の出品作品入りには当確です。