琉球・米貨暫定1ドルの使用済

画像は、琉球米貨暫定切手から1ドルの仮貼りリーフからの1枚。
以前にもお話ししましたが、このシリーズの切手は誰もが見向きもしないようなものでも、疎かにはできません。

例えば、下のリーフに貼ってある切手は田型こそ消印が読めますが、その他はチョロ消しで、日本の現行切手だったらアルバムに貼れない切手として処分されてしまいそうなもの。
ですが、この切手のばあいは丁寧に見ていくとプレーティングができるのです。

プレーティングにはシート、またはシート写真。
それに、伊藤由巳氏が公表したプレーティングの研究成果の入手が必要になります。
伊藤由巳氏の研究成果が最も入手しやすいのですが、微妙な所の確認となると、やっぱりシートでの再確認が必要になってきます。
例えば、あるポジションに固有なキズが印面外に見られるばあいは、目打穿孔によって確認できないばあいがあるので、そうした時にはシートで現物と睨めっこになります。
また、伊藤氏が見落としている部分も当然あるので、間違えないためにも二重のチェックが必須です。

今のところ、1ドル切手の使用済では48ポジションほど確認済なのですが、まだ未確定が36枚ほど手元に残っています。
伊藤氏は100ポジションのうちの69ポジションの特徴を上げているのですが、どれだけそれに近づけるのか、それとも追い越すことは可能なのか。
さてさて、どうなることでしょう。

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